リアルドールと紅の破壊者ー最終回

リノーツは拳銃を出してリズを射撃した。
リノーツ:チッ、当たらない、か。狙うは宝石、それだけで良い。
エリー:リノーツ、リノーツ!!やめろ、やめてくれ!!
リノーツ:お前の意見は聞いてないから!!これが俺の仕事っ、俺らの仕事!!感情に揺さぶられるなよエリー!!割り切って考えろ!!
エリー:感情に左右されているのはお前の方だろう!どうして、どうしてそんなに・・
リノーツはまた2連発打っていました。
リノーツ:ああ、もう当たらないな。それなら、確実性のある。大丈夫、オレは。この命に代えても、任務を遂行する。死なば諸共だ。エリー、外に出てろ!!
エリー:っどうして!!
リノーツ:危ないからだよ!!っもういい、お前が出ないなら俺が出る!
リノーツはリズを担いでいた。

 

ラブドール

エリー:お前何を・・
リノーツ:早く、遠くに・・っ!!
リズ:っやめて!!離して、助けて、エリーさんっ!!
エリー:リズ!
リノーツはこの辺で良いでしょ。さよなら、リアルドール。俺と一緒にバイバイだ。
この時に、エリーが駆け付けた。
エリー:やめろ!!!
リノーツ:えっ、
エリーはリノーツに射撃してロノーツが爆発しました。

 

ラブドール

リズ:ふう、危なかった・・まさか爆弾を持っているなんてすこし間違えれば私たちもグチャグチャでした。幸い威力は弱いようであの人がバラバラになっただけで済みましたね。ああ、胴がつながっていることに感動を覚えます。助けてくれてありがとうございます。エリーさん!
エリー:・・・!
リズはリノーツが爆発したところに来てました。
リズ:よいしょ、っと。リノーツさん、死んでしまわれたのですね。自分の命まで投げ打ったのに、私を破壊できなかったなんてこの命に代えても、仕事は遂行するでしたっけ?叶いませんでしたね。何も交換できず、ただ無駄に命を失くしまっただけでした。ああ、なんて可哀想な人。あくまで優先順位は仕事の遂行なんですね、どうしてそんなに熱心なんだか。
エリー:リノーツが、死んだ。胴がいくつにも分かれ、手足はあらぬ方向に曲がりながら千切れ、大量の血を床に塗っている。まるで、中から爆発したリアル人形のようだ。こんなの、本当に、現実に起きていることなのか?俺の・・俺のせい?いやでもだって、仕方ない。このままではリズが破壊されてしまうから。だから、リズを助けた。でも、これはリノーツを見捨てたことと同義になる?どうして、どうして、どうしてこんなことに、一体何を間違えたんだ、俺は。全て、夢だったなら良かったのに。
リズ:何をほうけているんですか?邪魔者が居なくなって嬉しいですよね?あなたは私を愛してくれているんですから。
リズはエリーのほっぺを触って言いました。
リズ:ねえ、エリーさん、これからもずっと一緒にですよ。私の理想郷へ、ようこそ!

 

ラブドール

ルース:ふふふん・・
同僚:おや、ルールさん。おはようございます。それは何ですか?
ルース:おはよう~!へへ、これねえ。昨日、御姉さんと一緒にリノのプレゼントを買いに行ってね。リノのを俺が買ったら、「じゃあルースくんのは私が買うね」って言ってくれて!お揃いだよ、嬉しい~
同僚:へえ、それは素敵ですね。
ルース:でもリノに言うの忘れちゃってさ、帰ってきたら言おうと思ってるの!
同僚:そうですか。リノーツさん、喜ぶと良いですね。
ルース:うん!リノ、早く帰ってこないかなあ。

 

ラブドール

リズは棺を見てこう言いました。

リズ:100年後も、200年後も、ずっとずっと私を愛してくださいね、2人とも。

終わり