ラブドールが医者に教わった-第2回

期待以上のものが目の前にある。
ぷるんぷるんの綺麗な形のおっぱい…ぴんと膨らむ薄ピンクの乳首。
無意識に手がいってしまいそうになる。
これは人形だ…。
何かしら理由を付けて、小さく芽生える背徳感を無くす。
「や、やわらけえ…まじかよ……。」
下から少し持ち上げるように触ると、指の間から零れそうになるほどふわふわとろとろな感触。
乳首をつまむと、人間のものと変わらないくらいこりこりとしている。
既に勃ち始めている俺の息子。
これは人形…人形だぞ俺…。
人形に勃起するなんて、童貞かよ。
必死に気持ちを落ち着かせて、何かないかと身体を探ってみる。
すると、背中にじっと見ないとわからないくらいの窪みがある。
「なんだこれ。」
触れてみると急に周辺の皮膚が硬くなり、パカッとフタのように開いた。
中には小さな液晶の画面と、リモコンのようなボタン。
ON、と書いてあるボタンを押してみる。
小さくキュイィンと機械的な起動音が鳴ると、画面になにか文字が映し出された。

ラブドール

ー 新しいご主人様ですか?ー
はい ・ いいえ
新しいご主人様…?
まぁとりあえずはいにするしかないよな。
はいを選択すると、さらに細かい選択が現れる。
この人形の名前…うーん。
こういう時に限っていい名前が出てこない。
まゆ、でいいか。
何故か幼稚園のころの初恋を思い出し入力する。
そして次に事細かに俺の名前から好きな物から嫌いなもの、年齢、職業、好きなタイプを入力する画面に。
そして性癖等なども…。
(なんか関係あるのか…?)
全て入力し終えると、リアル人形から微かに声が発せられた。
『んっ…ん…。』
そして目がゆっくり開く。
「あ、えっと…、」
『ご主人様。』
「こ、こんばんは…?」
『こんばんは、ご主人様。』
何話していいかわかんねえ…。
『ご主人様、私はただの人形ですので、緊張なさらなくていいのですよ。』
「あぁ…。」
『それより、私の使い方はもうご存知でしょうか?』
「使い方?いや、まだ…」
『私はセクシャロイドですので、セックスに特化しております。最大の特徴は、設定より身体や顔の作り、声を好みに合わせることが出来ます。例えば…』

ラブドール


「ちょ、ちょっと待て󾍗、!」
『なんでしょう?』
「セクシャロイドって…」
『はい、私はセクシャロイドです故、ご主人様の好みのタイプの女の子の姿になり、好みのえっちをお好きな時間に楽しめるようになっております。』
ま、まじか…。
『その表情…半信半疑、という感じですね?では、試しにシてみますか?』
「え、いや、ちょっと…!」
『先程入力していただいたデータを元に、ご主人様のお好きな場所は存じ上げておりますし、随時更新されます。』
そういうと俺の下腹部をなぞる様な手付きで触れ、徐々に指は敏感なところに到達する。
不甲斐ない事に、もう我慢出来ないと言わんばかりにビンビンに反り勃ち、先からは我慢汁が染み出している。
『ご主人様…もうこんなになっていらっしゃいますね。どうぞ私めを好きに使ってください。最初はどうしますか?』
パンツの上からすりすりと優しく撫でられる。
「じゃ、じゃあ口で…」
『はい、フェラでございますね。唾液の量等も選べますがどうなさいますか?』
そんなことまで設定できんのかよ…。

ラブドール

「おまかせ・・って出来るの?」
『はい、出来ます。ではおまかせでよろしいでしょうか?』
「えと、それでお願いします、」
『そんなに改まらなくても、私はご主人様の性処理人形ですので、オナホール感覚で接してくださいませ。』
…こんなリアルなオナホがあってたまるか。
そんなことを考えているうちに、パンツが脱がされる。
『すごく立派でございますね…。』
心做しかうっとりするような表情を浮かべる彼女。
(これも設定なのか…。)
ちゅっ
ギンギンに膨れ上がった肉棒に、触れるようにキスをする。
ちゅ、ちゅ、ちゅ、と間隔を置いてキスの雨を降らせる。
「まゆちゃん、咥えて…。」
『んっ…』
はむ、と我慢汁だらだらの肉棒を咥え、口の中で柔らかい舌が絡みつく。
「ぅ…。」
なんだこれ、気持ち良すぎる…。
あったかくてぬるぬるとした口の中。
じゅるじゅるといやらしい音を立てて吸い上げられる。
「く、…っ……、」
あまりの気持ちよさに、情けない声が出る。
じゅるっじゅっじゅっじゅっ…じゅぽっ
『ご主人様、我慢なさらず好きな時に射精してくださいね。好きにしていいのですよ。』