ラブドールを心の支えに生きる「ナカジマさん」の幸福って?

 家庭生活に疲れた日本の熟年男性、“お人形”に走る──。
 ドイツ最大の週刊誌「シュテルン」が、衝撃を持って報じた。ラブドールと暮らす男の満ち足りた、だがあまりにも切ない日常を、生々しい写真とともに紹介している。
 ナカジマ・センジ、61歳。奥さんも子供もいる。数年前に東京に単身赴任することになり、家族と離れ離れになった。
 出会いは6年前。当初は、他の男たちと同様、自分の性欲処理が目的だった。何の感情も持たない、セックスドール。そう思っていた。
 ところがナカジマさんは、次第にこの人形「サオリ」と特別な関係を築いていく。一緒に暮らしはじめて数ヵ月が過ぎた頃、サオリへの見方が変化していることに気づいた。突然、サオリが人格を持った一人の女性に感じられたのだ。
 サオリは、ただの人形なんかじゃない──。
 2人でよく、ショッピングに出かける。クルマに乗るときは、当然、サオリもシートベルトを着用する。ナカジマさんは、彼女に新しい洋服を買ってあげるのが喜びだという。
 

 休日は、近くの諏訪湖でお泊まりデート。ボートに乗ったり、湖畔を散歩したりして過ごす。2人はかなりの年の差カップルだが、一緒にお風呂にも入る。バスタブでマッサージしてあげると、いい雰囲気になったりして。
 サオリは結構、手のかかる女だ。シリコン製のお肌がいつもツヤツヤでハリを保っていられるように、ナカジマさんがせっせとお世話をする。
 お風呂のあとは、しっかり乾かしてあげないといけない。「いまの人は理性的で、かわいそう。心がないもの」とナカジマさん。
 サオリは私を裏切らないし、私のお金をあてにすることもない。日常生活ではいろいろと助けてあげなきゃいけないけれど、私にとってサオリは、人生を豊かにしてくれる“完璧なパートナー”。人生の貴重な体験を、2人で分かち合っていきたいと思っている」
 そう語って、ナカジマさんはサオリとベッドに入る。寝る前には、彼女のウィッグを外してあげることを忘れずに。
 これが、ナカジマさんとシリコン人形の幸せな一日。ただし、サオリのようにリアルな“彼女”は安くはない。ドイツでは最低でも1000ユーロ(約11万円)はするし、上をみたらキリがないほどだ。
 だが日本では、この高価なシリコン人形が大人気で、ラブドール専門風俗店まであるという。けど、金は随分かかるんだ。もしどうしてもラブドールの体験が欲しいとしたら、私が知っている限りでは、あるソリッドドールズというラブドール通販店があります。そこには、いろんなラブドールが完備して、もちろん、価格の区間による分類されるドールのページで、好きなドールを購入すればいいよ。
 現代社会には、一切の一切はずっと変わらずにはいられないんだから、人間は感情を依頼し、重視し、需要する生物として、ナカジマさんのような生き方が生じてきたのはおかしくないと考えてる。また、性欲処理については、ラブドールを超えたものがさらにないじゃないだろうか。