記憶でのリアルドール

旧い城中村の中には、仰いでも、少しの灰色の空しかが見えない。場所が混み合い、環境が汚く、住民の状況が入り込んだっていうのは私以前に住んでいたところなんだ。ここでの生活がこの都市の長期的なスモッグ天候に合わせて、私だけの絶望の世界を醸し出していた。

あの年の夏からそこに来て、安い貸家を探しに行こうと思ったんだが、城中村の入り口から入ると、かなり臭い匂いがした。すると真面目に周りを見回したら、村口から両側に旧い売店とか、雑貨屋とか、家畜、野菜と肉を売る店がいっぱい並んでいた。たまたま家畜を殺し終わった店長のような人がそのまま内臓みたいな屑物をそばの下水道に詰め込んでいたのを見て、道理でその臭い匂いがしたわけだ。城中村の中の道路が殆ど高低で、人の往来もすごく頻繁で、なんだか一時に現代文明と隔離するような気がした。

城中村に入ってから、家主に引き連れられてたくさんの貸家を見たんだけど、なかなかいい部屋がないと言うより、普通の人間が住める部屋がないと言った方が適切だと思う。見ていた部屋が安いけど、その中にトイレもないし、全部二三十平米くらいの大きさで、しかもある部屋の中にすごく汚いし、埃がたくさん積もって、ゴミだらけの部屋もあるし、名前を知らない虫が地べたにそのまま死んだという部屋までもある。

貸家を探している途中で雨がすごく降り始めたせいで、私はとりあえずあるそこまで悪くない部屋を定めた。

程なく、自分の荷物なんか全部新たに借りた部屋に運んでいって、簡単な片付けをした後で、ついに安心になった。

私はこんなところを選びたくもないが、大学を卒業したばかりで、金が少ないし、この大都市に生きたいなら、とりあえず辛抱がすごく重要なんじゃないかなとその頃に思っていたんだが、でもその頃に思いついていなかったのは私の所謂辛抱が全部無駄になるという事実ということなんだ。

まあ、今はあの頃の経歴を思い出したら、後悔の気持ちが全くないと言っては、あまり自分にすまないんじゃないかなと思って、だけど、僅かないい思い出、つまりあの頃のいい経験はね、やはりリアルドールを買うことなんだ。

あの暗黒の日々には、私は仕事にうまく行かなかったし、金もうまく稼いでいなかったし、ずっと一人でその城中村に住んでいて、一人の友達もいないし、これほど最悪な人生で頑張り続けられる人間はいないんじゃないかな。なので、あの頃に自殺の思いも出たことがあるんだが、あの頃こそ、リアルドールというものが私を救ってくれた。

私はある日にゴロゴロして携帯をやって、ネットであるSoliddollsというウェブサイトを発見した。そのサイトの中には、色んなリアルドールがあり、そして私はある気に入りのドールを思い切って購入した。

そのドールはTPEという材料でできたリアルドールで、肌触りがすごく柔らかくて、本当の人間とそっくりだ。また私は巨乳が大好きなんで、購入する時にたくさんの時間をかけておっぱいのサイズとか、乳輪のサイズと色とかのをちゃんとほかのスタイルと照らし合わせてから購入したんだ。

とにかく、あの頃にそのリアルドールを買って良かったと今までも思っているんだ。そのドールは私が一番切なくて孤独の時期で私に付き添ってくれて、まさに助かった。

ある人は「記憶が潤いだ」と言ったが、確かにそうなんだ。

あの雨の日には、あの焦って部屋を借りたい人が軒下で雨宿りしながら、タバコを吸って、その出てきた煙が灰色の空へ漂っていって、消えてしまった。あの頃での記憶のようにある潤う雨の日にそっと煙って消えていった。

リアルドールはリアルになれない

二年くらい前、私はふるさとから離れた。このままで、今までも帰ったこともない。

彼女と馴染んでいる場所の間に私は前者を選んだ。その同時に、私はいわゆる自由を選んだということを意味しているんじゃないかな。でも、結果から言ったら、私は選び間違えたんだ。

彼女のいる町に着いたばかりの頃に、私はタクシーに乗って、周りの見知らぬ街並みを見つめて、ついつい未来でここでの生活を想像し始めていたが、もし今こんな始末になったと知るんだったら、断じて来ないことにするんだ。

今更後悔とかの気持ちなんかなくて、誰かが誰を傷つけたとかのような話も言う必要もなくて、これらのような気持ちは時間の経つにつれて、殆ど潮風と共に消えて行っちゃったんだけど、ただ惜しいという思いはずっと残っているんだ。

約束が守れなくなったり、一緒に長い間に住んでいた部屋が満期になったり、共に食事した飯屋の中に、私たちは過去に座ったことのある古い席がスタッフに新しく入れ替えられたりしたっていうのを必死に忘れたい私にとって、更に忘れたいのは彼女の泣き顔なんだ。

バイクを運転して、彼女を載せて家に帰っていた頃に、ついつい肩に熱いと感じて、振り向いたら、彼女が涙ぐんだようを見た。程なく、雨が降り始めたから、ずっと真剣に運転していた私も雨水を借りて、意気地がなく泣いた。

すると、どうしても彼女は戻って来れないという事実を受け入れた私はこのまだ馴染まないところで、一人暮らしを始めるしかなかった。

ずっとそれ以来ずっと一人だった私は孤独を紛らせるために、たくさんのことをしていたが、効果がなかなかなかった。ということで、付き合いがなかったら、孤独感をすっかり無くすはずがないと私は思っているんだ。

その最後に、私はリアルドールを買いました。

ネットで、何気なくリアルドールが人間に付き合うという形で生活しようという文章を見たから、その時からそのリアルドールというやつに興味が出てしまったんだ。

ちなみに、私が入手したドールブランドBezlyaというんですが、素材シリコン製で、下品に言うと、かなりセクシーで可愛いドールなんです。

そのドールはこうやってずっと私を付き合って、最初から「彼女」の超リアルな見かけで、かなり満足していたが、あくまで動けないというせいかはわかんない。とにかくだんだんこのリアルドールリアルに見えなくなってきた。

最後にそのリアルドールを引き続き使うこと諦めた。やはりドールは所詮ドールなんで、人間じゃないんだ。付き合いってのはやはり心を持っている相手だったらというのを前提とするんじゃないかなと思う。

まあ、リアルドールは永遠に「リアル」になれないかもしれないが、一時の孤独を紛らす道具としかしないんだろうかな。

 

コロナ流行でラブドール売り上げ急増 理由は孤独以外にも

新型コロナウイルスの流行に伴う隔離措置が始まって以降、ラブドールの売り上げが急増している。ある会社は、需要に対応するために増員を計画しているほどだ。

セックス・ドール・ジーニー(Sex Doll Genie)社では、2月と3月の独身男性からの注文が51.6%増加、4月のカップルからの注文は前年比で33.2%増加した。

共同創業者のジャネット・スティーブンソンは、「多くの商品在庫があるが、処理が需要に追い付けていない」と説明。「人材採用を急ピッチで進めており、米国と欧州の両方で注文処理と顧客サポートの新たな役職をいくつか作った」と述べた。

需要急増は当然のことにも思える。新型コロナウイルスパンデミック(世界的大流行)の中で、多くの人はひとりきり、あるいは愛するパートナーと離れ離れとなっている。ばかにするのは簡単だが、そばに人間がいないときに人形に慰めを求めるのは、おかしなことではない。

コンピューター科学者のケイト・デブリンが最近の著書『Turned On:Science, Sex, and Robots』で指摘しているように、ラブドールは独身男性と結び付けられて考えられがちだが、実際にはカップルや障害者、社会的に孤立した成人の子どもを持つ親も頻繁に購入している。

歴史的に見ても、人々は驚くほど速くテクノロジーを擬人化できることが分かっている。人工知能(AI)の先駆けとなった1966年の自然言語処理プログラム「イライザ(ELIZA)」は、現在の基準で考えると未発達で、短い対話しかできなかった。それでも人々は、これがコンピュータープログラムであることを知りながらもすぐに引き込まれた。使用者はイライザに礼儀正しく接し、多くの人は人間と交流するよりもイライザと交流することを好むと答えた。

英国のAI専門家デービッド・レビーは、AIなしでも人がテクノロジーに強い愛着を感じることを指摘した。彼は著書『Love and Sex with Robots』で、ロボット犬のアイボ(AIBO)の初期モデル所有者に関する研究を紹介している。研究では、非常に多くの飼い主がロボットのペットに本物の感情や意図的な行動があると考えていたことが分かった。

レビーは「人々はAIBOを本物のペットだと考えたがり、そのためAIBOに犬のような感情があると考える」と述べている。

人がロボット犬やアザラシ型セラピーロボットのパロ(Paro)から癒しが得られるのなら、人形でもいいではないか? セックスに関するテクノロジー製品を持つことに関するスティグマは、他のテック製品よりもはるかに大きい。だが、他のアダルト商品と比べるとどうだろう? ラブドールを大人のおもちゃの一つとして捉えられるようになれば、今回の売り上げ増加を少し違った視点から見ることができるかもしれない。


大人のおもちゃメーカーのCMGレジャー(CMG Leisure)も、新型コロナウイルスパンデミック中に売り上げが増加し、人員不足に陥った。同社のワンド型バイブレーターの価格は112ドル(約1万2000円)であるため、売り上げが増加したのは、他の楽しみが少ない今、高級製品を奮発して買っている人がいることによるものだろう。

実物大の全身ラブドールの価格は800ドル(約8万6000円)前後からで、高いものでは8000ドル(約86万円)もする。これまで多くの人は、ラブドールを試してみたいと思いつつ、その価格に躊躇していたかもしれない。隔離生活中は気分を高めるため、あるいは今なら頻繁に使えるという理由から太っ腹な気持ちになるのかもしれない。

あるいは、ただの純粋な好奇心によるものかもしれない。3月に売り上げ増加を報告した多くのアダルト商品販売業者は、その背景には「新しいものを試したい」願望があったとの見解を示した。スティーブンソンによると、セックス・ドール・ジーニーが受ける注文は、独身の男性や女性のみならず、一緒に隔離生活を送る中で新しいものを試したいカップルのものもあるという。

「この需要大幅増について面白いのは、注文者の層も変わっていること。これはラブドール業界にとって非常に良いことで、家の中での考え方が変化していることを示している」とスティーブンソン。「独身者が最後の手段としてラブドールを選ぶというこれまでのステレオタイプは完全に間違っている。今では、男性と女性の両方が寝室に人形を持ち込むことに乗り気となり、ラブドールの使用が主流化している」

これがラブドールブームにつながるかどうかは分からない。出会い系サイトのアダルト・フレンドファインダー(Adult FriendFinder)が会員を対象に行った最近のアンケート調査によると、パンデミック中にラブドールの購入を考える「可能性が高まった」と答えた回答者は12%だったが、「絶対に」購入すると答えた人はわずか5%だった。さらに、「自己隔離により、人から触れられることに代えられるものはないと改めて気づいた。ラブドールは絶対に買わない」という文に同意した人は62%だった。

デブリンは著書の最後で、ラブドールがメインストリームの人気を得ることは想像できないとし、「現在の非常にリアルで非常に性的なガイノイド(女性型ロボット)は小規模なニッチ市場となるという見解に傾いている」と結論した。

それでも、そのニッチ市場は今、盛況となっている。

不倫相手は「ドール」とは(後編)

年下の女性と結婚、しかしゆっことの逢瀬は続き…

 結婚相手は3歳年下の美結さん。祥平さんによれば、「尖ったところのない、バランスのいい女性」らしい。「穏やかな家庭を作るには最適な素敵な人」だったが、新居で結婚生活を始めてからも、彼は以前のひとり暮らしの部屋を解約しなかった。

「学生時代から住んでいた小さな木造アパートなんですよ。駅から近いし、ひとりだから住むところに執着もなかった。生きていたゆっこがよく来てくれた部屋だから引っ越すこともできなくてずっと住んでいたんです。人形のゆっこはそこに居てもらうことにしました」

 妻の美結さんとの間には、現在、11歳になるひとり息子がいる。5年前には共同名義で家も買った。それでも祥平さんはずっとアパートの契約を更新し続けている。

「土日のどちらかは仕事だとかつきあいだとか偽って、ゆっこと数時間を過ごしてきました。通勤途中の駅にゆっことの部屋があるので、平日も仕事終わりにちょっと寄って、部屋に風を通したり、ゆっこを着替えさせたり。そのことで家族に悪いと思ったことはないんですが、僕が家庭をもったことをゆっこにすまないと感じたことはあります」

 現実の家庭のほうが彼にとっては「現実感がなく」、人形のゆっこさんとの生活のほうが現実感があるのかもしれない。成し遂げられなかった夢に固執しているところもあるのだろうか。

「共働きで忙しいけど、息子の育児には僕もかなりどっぷり関わってきました。ヒトがヒトになっていく過程はおもしろかったし、美結のおかげで息子はやんちゃだけど明るくて、サッカーや野球が大好きで正直な子に育っている。息子を見ていると、自分の子どもの頃を思い出して生き直しているような気持ちになります。家庭はいいなと思いますよ。だけどどこか俯瞰で見ている自分がいるんですよね。それが現実感のなさということなんだと思います。ゆっことのアパートでの時間は、本物のゆっこがいるころから続いてきたことだし、それが人形に置き換わっても、いや置き換わったからこそ、僕の生活にとって重要なものになっているんだと思う」

ゆっこパート2を購入

 そしてなぜか、マイホームを購入した5年前、彼は「ゆっこパート2」を手に入れた。人形を一体増やしたのだ。

「結婚したころから考えていました。以前のように、僕が毎日ゆっこと一緒にいられるわけではないので、ゆっこがひとりじゃ寂しいだろうと。それで毎月、少しずつ積み立て貯金をして、当時最新の技術を使ったドールをひとり招き入れたんです。体温があるかのようにあったかくできるので、ゆっこ2とはよく抱き合っています。そのときは“ゆっこ1”は背を向けて、こっちを見られないようにしています。なんだか悪い気がして」

 もちろん、ゆっこ2も反応はない。だが、必ずしも性的満足が目的ではないし、人形がふたりいることで、祥平さんの満足度は上がっているという。

「うち、息子が生まれてからほとんどレスでした。妻が疲れているときにうっかり誘って、『そんな状況じゃないと思うけど、わからない?』と言われてひどく傷ついたんです。それ以来、僕からは誘ってない。美結のほうから何度か、遠回しに誘いをかけてきたことはありますが、気づかないふりをしてしまいました。なんだかできる気がしなかった。それでも妻のことは大好きだし、ゆっことの関係と美結との関係はまったく違うもの。僕の中では割り切っているんです」

 人形との関係が不倫なのかと言われると、そうではないと言うしかない。だが、妻がそれを知ったらどう思うか。祥平さんはそこまで考えたことはなかった。

アパートが火事に

 2年前のある日、警察から電話がかかってきた。例のアパートの別の住人がボヤを出したらしい。不在だった祥平さんの安否確認だった。彼はとるものもとりあえずアパートに駆けつけた。

「2階建てのアパートで、僕は1階なんですが、ボヤを出したのは2階の斜め上の部屋。幸い、住民が消化器で消せる程度だった。だけどそれを機に、大家さんがアパートを建て替えるという話になって……。いろいろ連絡をとりあわなければいけないことも増え、妻が『どうしたの?』と言い出したんです」

 それでも彼は必死に隠した。友だちが借金を踏み倒して逃げたから自分も巻き込まれている、保証人にはなっていないなど、話をいろいろでっち上げているうち、ますます妻から疑いの目で見られるようになった。

「とりあえずふたりのゆっこを、どこかに避難させなければならない。大家さんに見つかったら困るし。そこで新たにアパートを借りることにしたんです。ただ、当時、僕は仕事がひどく忙しくて、なかなかアパート探しができない。しかたがないので、ふたりのゆっこをレンタル倉庫に預けることにしたんです」

 仕事の合間を縫って倉庫を契約、ふたりのゆっこを運び入れたが、かわいそうでたまらなかったという。

妻にバレ…

 1ヶ月後、ようやくアパートを契約し、ふたりのゆっこを引っ越しさせてほっとしたころ、妻が彼に来た郵便物をひらひらさせながら迫ってきた。

「その日は土曜日だったと思うんですが、息子がいなかったんですよね。美結は『どういうことか説明してくれる?』って。それ、新たに借りたアパート関係の郵便だったんです。これは白状するしかないのか、だけどゆっことの恋は美結の知らない話。学生時代に遡って話すしかないけれど、本当は話したくない。聞かされたほうだって楽しくはないでしょう。でもただの人形好きだと思われても困る。どうしよう、と頭の中でくるくるいろいろな思いが巡りました」

 結局、祥平さんは「もう嘘はつけない」と人形をアパートに住まわせていることを打ち明けた。ただ、ゆっこさんの話はどうしてもできなかった。

「妻が見たいというので、アパートに連れていきました。そこもかなり古い安い部屋ですが、ドアを開けて“ふたりのゆっこ”がソファに座っているのを見るなり、妻は『うわあ』と言ったきり立ち尽くしてしまった。『言葉を選んでいる余裕がないからストレートに言うけど、寒気がするわ、私』と妻はいいました。顔が青ざめていた。本当に気持ちが悪いと思ったんでしょうね。『あなたはここでしているから、私との夜の生活を拒んだのね』とも言った。いや、それは違う、きみが拒んだんだよと言ったけど、『生身の女より人形がいいということでしょ、わかった』と妻は出て行ってしまった。心なしか、ふたりのゆっこが傷ついたように見えて、それから1時間ほどゆっこたちと過ごしました。僕も寂しかった。でも一方でわかってもらえるはずもないと諦観している自分がいたような気がします」

 帰宅すると妻はいなかった。ほどなく息子が帰ってきたが、母親の行き先は知らないと言う。メッセージも電話もつながらない。息子とふたりで食事を作って食べたが、妻はなかなか帰ってこなかった。何度も電話をかけているうち、祥平さんはうっかり眠り込んでしまった。

 翌朝、起きると美結さんがいた。なんと言うこともないごく普通の日曜日の朝だった。

「妻は僕の目を見ないまま、おはようと言いました。僕もおはようと言った。どこに行っていたのかと聞きたいけど聞けなかった。本当は聞いたほうがよかったのかもしれない」

 どこに泊まったのかを聞けなかった彼と妻との間に、決定的な距離ができた瞬間だった。それ以来、今に至るまで何事もなかったかのように暮らしているが、妻とはほとんど会話らしい会話を交わしていない。子どもの学校の行事や、再来年受けるかもしれない私立中学のことだけは業務連絡のように妻から言葉が飛んでくる。

「たとえば息子の学校の運動会がいついつある、と。何か演し物に参加できるのかな?と言うと、『さあ、聞いてみたら』とだけ返ってくる。先日も、息子を映画館に連れていく約束をしたから、一緒に行こうと言ったら『私はいい』。もっと話したいですよ、でも妻は全身で拒んでいる。僕が1泊で出張したら、その間に寝室を別にされてしまいました。それが妻の気持ちなのだと思うしかありません」

 ふたりのゆっこさんは、今も変わりなく、狭くて古いアパートで祥平さんを待っている。

不倫相手は「ドール」とは(前編)

 人には誰しも秘密のひとつやふたつはある。だがそれさえも暴かれてしまうのが夫婦関係かもしれない。心で思うことは内緒にできても、行動している現実は完全に秘密にすることはできないからだ。
 
 東京郊外に住む安藤祥平さん(48歳・仮名=以下同)が結婚したのは13年前。35歳になっても結婚する気配のない彼を心配した親戚が、知り合いの女性を紹介してくれたのだ。
 
「結婚にはあまり興味がなかったんです。といって女性に興味がないわけではなかったけれど」
 
 そう言って祥平さんは微笑んだ。黙っているといかついイメージだが、面と向かうと目がやさしい。笑うとさらにその目尻が下がって、人懐こい感じになる。

「ただ、積極的に女性に自分からアプローチするタイプではないから、とにかくモテない。それでも大学時代に心底好きになった人はいたんです」

 同じ学部だったから、よく隣り合って講義を聴いていた。仲間内でしょっちゅう集まっていたが、3年生になったある日、彼は思いきって彼女に「好きだ」と告げた。彼女は「やっと言ってくれた」と笑顔を見せた。今より女性からのアプローチはしづらい時代だったかもしれない。

「周りも盛り上がっちゃって、早く付き合えばよかったんだよと言われて。就活もお互いに励まし合ってがんばりました。ふたりともなんとか希望の会社に入れたんですが」

 彼はいきなり言葉を切った。決定的な言葉を吐けないように見える。間があいた。

「就職して3年たったら結婚しようと言っていたのに、2年たったところで彼女がいなくなったんです」

 事故で亡くなったのだった。「自分もあのとき、半分死んだ」と彼はつぶやいた。

自信を回復、そして下したある決断

 それからは何をしても心から笑えなくなった。週に1度は彼女の墓前で長い時間を過ごしていたという。3回忌が終わったとき、彼女の母から「あなたもこれからは自分のことを考えて。そのほうが娘も喜ぶと思う」と言われた。それでも月命日には彼女の墓に通い続けた。

「彼女なしでは生きていけないと思っていたけど、ふと気づいたら5年がたち、30歳になっていました。その間、女性と一夜を過ごしたこともあるし、風俗に行ったこともある。どんなに大事な人を失っても、生きている自分は世俗にまみれてしまう。彼女を忘れることはないけれど、自分の人生をもうちょっと主体的に生きることも重要なのかなとようやく思えるようになりました。まずは適当にやっていた仕事に本腰を入れようと決めたんです」

 ちょうど部署が異動になり、信頼できる上司に恵まれたこともあって、彼は仕事に全力を注いだ。やれば結果はついてくる、少し自分に自信がもてるようにもなった。

「その年の冬のボーナスがけっこうよかったんです。それで思い切ってある物を買いました」

 それがラブドールだった。以前から、亡くなった恋人に似たラブドールの広告が雑誌に出ているのを見ており、どうしてもほしかったのだという。

「わざわざ彼女そっくりのラブドールオーダーメイドしてもらうのはさすがに気が引けるけど、もともと似ているのだから気になってたまらなかった。数十万するものなので、まずは店に予約して観に行きました。現物に出会って本当にびっくりした。彼女がよみがえったように思えて……。思わず涙ぐんでしまいました」

彼女の愛称をつけた人形

 店の人に彼女を失ったことを話した。そういえば誰にもそんな話をきちんとしたことがなかったと彼は気づいた。学生時代の仲間と会っても、みんな気を遣って彼女の話を祥平さんにはしなかったからだ。

「大枚はたいて人形を買いました。彼女の名前をそのままつける気にはならなかったので、愛称だった“ゆっこ”と名付けたんです。人形のゆっこは、ひとり暮らしの部屋に置き、いつも一緒に過ごすようになりました」

 ラブドールを作っている会社を取材したことがある。祥平さんの場合はたまたま人形のほうが彼女に似ていたのだが、先立たれた恋人や妻に似せて人形を作ってほしいという依頼は少なくないのだという。愛した人を亡くす喪失感がどれほど大きいか、想像に難くない。

 祥平さんは、ゆっこさんが来てから部屋には誰も入れなかった。以前は、出張のため地元から上京してきた父を泊めたこともあるが、ゆっこさんがいるので泊められない。父のためにホテルをとった。父は女性と一緒に住んでいると勘違いしたらしい。

「それでも35歳のときに見合いしたのは、現実の女性と家庭を築きたいと思ったからです。人形のゆっこはラブドールですから性行為に及ぶこともできます。柔らかくて気持ちいいけど反応はない。それが妙に寂しくなって……」

 こんな話をして大丈夫ですかと彼がつぶやく。せつなかった。

資本社会からリアルドールまでの雑談

この世に足掻いているあなたへ

資本の力は現代の人々に何をさせるのもはっきりと手配できる。だから私たちはそれがいいか悪いかと思っても、根本から資本には逆らえないんだ。これもみんながどうしてそこまで金に渇くことを解釈できるわけだろう。言い換えれば、資本の力に勝てないからには、中に参加しようというのは現代社会では生存の筋になったんだ。

ここでの資本は決して人間社会をよりよくするという資本じゃなくて、この社会に生きている人の幸福度をアップするのとか、正しい価値観の建築とかに役立つ資本でもなくて、それは完全に人間性に背いて、資本の拡張を多数の人の幸せのためにという点に位置づけようとしなくて、ただ少数の資本家の利益の為の非人道の資本ということだ。

今時は表面からしては、みんなの生活水平がどんどん上がっているけど、その裏側に潜んでいるのは多くの人の血を資本社会という巨大な機器の燃料として行われている搾取に満ちる社会という事実そのものなんだ。

それだけでなく、私達も次第に資本の一環になりつつあるんだ。

あなたが家にゴロゴロしてて、スマホで便利な配達サービスを利用できるようになるのはあなたよりもっと金に困っているというような人がいるんだから。こうから見ると、私たちは既得利益者で、同時に資本の虜でもある。

偉い理想を持ち、自分がなりたい人間になろうと思っていた人は今までは一体どれぐらい残っているかなと私はたまたま考えることがあるが、この資本に対抗する過程で、一心に資本を抱きしめるようになり、人間性がほとんど消えたりするのは既に普遍化になったんだ。

私たちはどのような姿勢で後の人生に向けばいいのかまだわからないし、参加?それとも自分の理念を取っておくのか?どちらにしても、変えられない一つの真実は今までのこんな社会が私達の手によって作られていたということなんだ。実に皮肉すぎたじゃないか。もしかして私たち人類はあくまで欲望という渦巻に崩壊するという運命を免れられないかもしれん。

ちなみに、リアルドールについてのことを話して行きたいと思うんだが、リアルドールは更に資本社会の産物である。なんでかというと、簡単に言ったら、人間の欲は資本を操っているということなんだ。食欲があるからこそ、金を払って、いっぱい食べることができるじゃないでしょう。だから、性欲があるからこそ、風俗店とか、リアルドールとかも存在していて、これらの欲から由来するものは最終に全部金の流れに入り、資本の僅かな一環になってしまう。

我々は人間でさえあれば、この資本社会にしか生きられないという宿命を受け入れるしかないからには、いっそ徹底的にそれを納得して、資本の犬になるっていうのは悪くないでしょう。ということで、これからは皆様にいいリアルドール通販店を少し強引にご紹介いたしますね。

 ソリッドドールズ(soliddolls)というリアルドール通販店は色んな高品質激安リアルドールを販売しているんで、この通販店を皆様に謹んでおすすめします。店内には、色んなラブドールを陳列され、どんなスタイルであろうと備わっているね。清楚系キレイ系コスプレ系アニメラブドール等の超人気のタイプな分類が有り、また体型により、分類されるのもありますが、巨乳ボディ巨尻ボディ良乳ラブドールスリムボディ等です。またラブドールの材質には、主にシリコン製TPE製及びシリコンとTPEの組み立て式に分かれ、どんな材質でも、各自のメリットがある。ということで、これは絶対に愛顧に値する素敵な通販店なんですよ。

 

ソリッドドールズ(Soliddoll)Bezlyaラブドール新品大放送

f:id:soliddolls:20211207163407p:plainBezlyaラブドール155CMフランスメイド服シリコン頭+ TPE体セックスドール-でんとう

https://soliddolls.com/collections/new-products/products/bezlya-love-doll-155cm-french-maid-clothes-silicone-head-tpe-body-sex-doll-dento
Bezlyaラブドール163CMJK服女学生シリコン頭+ TPE体セックスドール2.0-二階堂https://soliddolls.com/collections/bezlya/products/bezlya-love-doll-163cm-jk-clothes-schoolgirl-silicon-head-tpe-body-sex-doll-2-0-nikaido
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