ドールの自立加工

今回のテーマは「自立加工」です。


現在のラブドール
100cm以下の低重量ドール以外は

ほぼ、自立加工オプションを付ける事が出来ます。


この自立加工オプション
正直、「付けないという選択肢は無い」
と言っても良いと思っています。

何故?
常にベッドに寝かせている場合でも必要?

と思うかも知れません。

でも、着替えの際に
立たせたほうが着せ易い服もあります。

それに移動する際、
場所確保の為に、一時的に立たせる事もあるでしょう。

そんな時、
ちょっとの間と思っても
ドールの小さくてふにゃふにゃの足に、全体重が内側から掛かるので

次第に足が変形したり、素材が割れてしまう原因になります。

ドールを守る観点から
自立加工を付けるほうが良いと思います。


次に、その自立加工の種類として

*従来の足裏ボルト露出型と
*足裏ボルト露出無しの新タイプ(まだ一部メーカーのみ対応)

がありますね。


足首から下の素材を
固めの素材で成型する事で
見栄えもよく、自立も可能にした

ボルト露出無しタイプ(ハードフィート)は
最初は「凄い!」と思いましたが

良く考えると
立たせている間、足裏は
常に地面と接している訳ですから

ちょっとやそっと固いくらいでは、
2・30kgの重さに長時間耐えるのは不可能です。


だから自立加工とは言っても
ボルト露出無しのタイプは

たまに、立たせる事もあるし
撮影では足裏も見せたい!

という場合は有効ですね。

結局、素材そのものが常に接地していて
さらに全体重が掛かっている状態では
劣化、破損は免れないと言えます

人間の身体は良く出来ていますが
それでも、丸一日体重移動無しで
立っている事は不可能です。

等身大ドールを立たせた状態で
何週間、何ヵ月も展示しておくには

やはり
ボルトが露出している自立加工が最適です。

身体全体を支えている骨格から
直接出ているボルトですから

足裏の素材に左右されずに
安定して立つ事ができます。

さらにボルトの高さを上げれば
足裏素材は一切接地する事なく
ボルトのみで支えている状態になるので

足裏素材の劣化は基本的に起こりません。
(移動やポージングの際に気を付ければ)

常にスタンドに立たせて展示しているボクのような人は

有無を言わさずボルト露出タイプを選ぶべきだと思います!
(キャップ付きボルト➕シリコンソックス併用で最強です)