セックスにハマってしまう美人の物語

足立沙織:私は足立沙織、24歳です。毎回布団をたたく音を聞いた時、ん?Hしているのかと思っちゃった。何気ない生活音からも性行為を連想してしまう。私はセックス依存症だと思っていました。きっかけは幼児時代に親から虐待を受けていたこと。
親:あんたの顔見ると吐き気がするわ。
その時、いつも親に殴られていた。
美人な容姿だけが取り柄の私は愛情を求めてセックスにハマった。誰かに抱かれてつながっている時だけ生きている実感がある。
足立沙織:私のこと愛している?
A:もちろんだよ。体だけな。
何人とも関係を持つが恋はできず、満たされない日々。

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後日
足立沙織:え?私たち付き合っていたんじゃないの?
A:なに勘違いしてるの?俺たちセフレじゃん。
足立沙織:ひどい、誰かに愛されたいだけなのに。

私は寂しさを埋めるとともに快楽のとりこになっていく。四六時中セックスをしないと死んでしまうという状態だった。
B:はい、2万円ね。
足立沙織:もう帰っちゃうの?
B:妻がいるから、早く帰らなきゃ。
足立沙織:ちょっと待って、もう一回しよう。

男があっさり帰ると寂しさのあまりまた出会いサイトでヤレそうな男を漁る
C:うっ、はあ、はあ。
どんなことをしても、誰かのぬくもりを感じていたい。
C:沙織最高だよ。顔がね。
足立沙織:本当?私から離れないでね。
とりあえず、セックスすれば、満たされるが終わった後は虚しくなった。悲しいけど、セックスだけが安定剤なの。

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仕事をしていても脅迫的な性行動が襲わってくる。頭の中がセックスでいっぱい。
足立沙織:ちょっと、トイレ行ってくるね。
同僚:え?さっきも行ったばかりじゃん。
トイレに駆け込み。一人ですることもしばしば。
足立沙織:はあはあ、やっと治まった。
こんな生活が続いていたから正常な判断ができる訳もなく。
D:中にだしてもいい?
足立沙織:いっぱいちょうだい。
避妊が出来なかったり望まない妊娠をしてしまったりを繰り返していた。頑張って働いてお金を稼いでもホテル代や中絶費用に使ってしまいスッカラカン状態。ダメなことだとわかっているつもりだが、激しい性欲に突き動かされる。
足立沙織:こんな生活から抜け出したいのに!!!
女性A:あんた、うちの人と寝たでしょう?
足立沙織:え?誰なの?知らないわ。
女性A:しらばっくれるんじゃないわよ!
ナイフに脅迫されていた。
足立沙織:ぎゃあ~!本当に知らないんだってば。
誰の奥さんかわからない人にいきなり切りつけられて傷害沙汰になった。さいわいにも軽傷で済んだが、心の傷は深くなっていく。いったい何人と不倫しているんだろう。顔も覚えてないのに、自己嫌悪に陥っても強迫的な性衝動に駆られる。なんで?どうして止められないの?!情緒不安定になればなるほどセックスをすれば落着くと思ってしまう。

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足立沙織:あぁ!今日に限って誰も相手してくれない!!え、何?誰かいるの??
性欲が満たされないと幻聴や幻覚に襲われるようになり、心療内科を受診する。
医者:セックス依存症ですね。
足立沙織:わたしが・・そんな・・
医者:経済的な破綻も見られるため一緒に治療しましょう。
その後、病院での治療を受けたり自助グループに参加して話したりしている。自慰行為を含む性行為を断っているが快楽が頭から離れることはない。自分への戒めとして不倫していた人の奥さんに切り付けられた傷跡を眺めて我慢した。
足立沙織:何をしていても楽しくない・・
今までセックスにしか興味がなかったので無気力な廃人になった生きる希望は自宅で飼っている犬のタロウだけ。
足立沙織:私がいなくなったら、タロウが悲しむ。
医者:あなたの心と身体も大事にしましょう。
タロウのために、自分の心と身体を取り戻すためになんとか治療に専念している。

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【事実紹介】
•生活に支障をきたす。「底付き体験」をするまで治療は難しい。
•症状が犯罪行為まで及ぶケースもある。
•大量の時間を性的な空想に費やすこともアウト。
•いつも慰めてもらう相手が異性の人は注意。